転職成功者インタビュー

サンエムパッケージ株式会社
島田麗奈さん(仮名・企画営業) 26歳

念願の営業職に転身し、地元静岡で生活の基盤を築く。2つの希望を同時に実現。

学生時代の留学経験で、コミュニケーションを通じて人それぞれの価値観に触れることの面白さを知った島田さん。

卒業後、人と接する機会の多い営業職を希望して大手物流会社に就職したものの、配属は関東拠点での内勤業務。これも物流業務を学ぶための大切なステップ、と考えて仕事に取り組んでいたものの、営業に携わりたいという想いは消えなかった。

その後、同じ静岡出身のパートナーと結婚した島田さんは、将来を見据えて早いうちに地元で生活の基盤を作っておきたいと考え、Uターン転職活動を開始。希望はもちろん営業職だった。

現在は静岡の不織布マスクメーカーで念願の営業職として働く島田さんに、転職体験談をうかがった。

※本記事の内容は、2021年9月取材時点の情報に基づき構成しています。

過去の
転職回数
0回
活動期間
エントリーから内定まで90日間

転職前

業種
大手物流会社
職種
倉庫管理
業務内容
入出庫管理や在庫管理、人員手配、施設管理など

転職後

業種
サージカルマスクで国内シェアトップクラスを誇るOEMメーカー
職種
企画営業職
業務内容
OEM製品の営業活動のほか、自社ブランド製品のデザイン、マーケティング、広告宣伝、新規顧客開拓など

結婚を機に将来の様々な可能性を考え、「地元に腰を据え、基盤を築きたい」と思った。

現在のお仕事はどんな内容ですか?

不織布マスクのOEM生産を行っているサンエムパッケージ株式会社で、企画営業職として勤務しています。具体的には10~15社のお客様に対する営業活動がメインで、性能や形、サイズなどのオーダー管理やカスタマイズ・新製品の提案などを行っています。

また当社では、1年前から自社ブランド製品も手掛け始めました。そこで自社製品のデザインやマーケティング、新規販売先の開拓や広告宣伝も私が担当しています。マーケティングや広告宣伝はまったく未知の分野でしたが、消費者の視点に立つことを意識しながらチャレンジしている最中です。

入社前のご経歴を教えてください。

大学を卒業後、大手物流会社に就職しました。営業職を希望していたのですが、「物流の現場を知る必要がある」との方針で、新人はまず倉庫業務に配属されるのが通例とのこと。私も入社後すぐに関東の倉庫管理部署の配属となり、入出庫管理や在庫管理、人員手配、施設管理など倉庫管理全般を担当していました。

転職のきっかけは?

倉庫業務の重要性は理解できたものの「いずれは営業職に」という想いは常に持ち続けていました。

ただ、本気で転職を考えるようになったきっかけは、結婚です。前職の会社は大手だったので、全国に拠点を持ち、転勤もあります。そこで将来のさまざまな可能性を勘案し「自分だけでも地元・静岡で生活の基盤をつくったほうがいいのではないか…」と考えるようになりました。

そして、どうせ転職するなら、営業職にチャレンジしたいと思ったのです。

転職活動はどのように進めましたか?

転職サイトも活用しながら、いくつかの紹介会社に登録しました。リージョナルキャリア静岡はエントリーその中の1社です。たまたま閲覧したホームページで「地元転職に特化した紹介会社」と知り、興味を持ちました。

通常、コンサルタントとのやり取りはメールや電話が中心になると思うのですが、リージョナルキャリア静岡は静岡に拠点を置いていたため、コンサルタントと対面で話せました。おかげで、自分の気持ちをしっかり伝えることができたと思います。最終的に、他の紹介会社経由も含めて3社から内定をいただきました。

今の会社に決めたポイントは?

広いエリアのお客さまを相手に企画提案ができるような仕事がしたいと思っていたので、OEMメーカーとして全国に取引先を持つサンエムパッケージに魅力を感じました。

また面接の際に自社ブランド製品についての構想も伺い、「営業だけでなくマーケティングの要素もあるよ」と言われました。マーケティングは未経験だったのですが「面白い仕事ができそうだ」と思い入社を決めました。

営業に加え、自社ブランド製品のマーケティングまで任され、充実の日々。

転職していかがですか?

偶然にも、コロナ感染症による1回目の緊急事態宣言が発令されたタイミングと入社のタイミングが重なったので、マスク需要がピークに達する中でのスタートになりました。

研修や引継ぎの時間を取ってもらえるのか、多少不安を感じましたが、入社してみると職場のみんなが本当に温かく迎えてくれて。上司や先輩からはOJTなどを通じて細かくフォローしてもらい、一通りの仕事を覚えられました。

転職して良かったと思うことは?

前職とは全く違う業界への転職だったので、見るものすべてが新鮮でした。製造や品質関連、営業やマーケティングなどたくさんの部署が連携して、はじめて一つの製品が生まれる。そうしたものづくりの面白さを肌で感じられました。

私自身について言えば、以前に比べて能動的に動けるようになったと思います。課題は多いですが、学ぶべきことを発見するたびに「よし、がんばろう!」「もっと成長したい」と思う自分がいます。きっと今の仕事が合っているんでしょうね。

困っていることや課題はありますか?

営業もマーケティングも未経験だったので、本当に課題ばかりです。営業職はある程度イメージしていましたが、実際にやってみると思っていた以上に奥が深く、上司からは営業プロセスに応じたトークの組み立て方や話し方といった基礎から教えてもらっています。マーケティングも同様で、勉強すべきことが山積みです。

生活面の変化はありましたか?

私の転職が決まったころにちょうどパートナーも静岡へ転勤になり、今は夫婦二人で暮らしています。それぞれの実家も近くなったので、帰省もずいぶん楽になりました。

一番の変化は残業が減ったことです。サンエムパッケージは全社を挙げて残業削減に取り組んでおり、平日19時には消灯します。

また水曜・金曜は基本17時退勤。単に決めているだけでなく、朝礼などでも「今日はノー残業デーだから」などと意識づけを行っているので、社員みんなの行動に浸透しているんです。おかげで、自分の時間が格段に増えました。

転職を考えている人にアドバイスをお願いします。

私は転職にあたって徹底的に自己分析をしました。自分の強み・弱みは何か、結局自分は何がやりたいのかなどを全部書き出して。自分を一から見つめ直せたからこそ、コンサルタントに、自分が求める働き方を伝えられたと思っています。

もう一つのポイントは、踏み出す勇気でしょうか。転職したものの実際に入ってみると合わなかったというケースもあるかもしれませんが、そうなった時は再度チャレンジすればいい。中途採用をしている会社はたくさんありますから。複数の会社を経験することによって、それぞれのいいところ悪いところを比較できるし、視野も広がります。たとえ失敗しても無駄にはなりません。挑戦してみる価値はあると思います。

担当コンサルタントから

コンサルタント 
種市 一仁

島田さんは、優れた能力と明確な目標をお持ちで、しかも明るいお人柄。どこの企業からも求められる人材であると、初めてお話したときから感じていました。

しかし当時はコロナウイルスの影響が転職市場にも出始めており、本来希望されているエリアで、満足のいく量の情報をご提供できない状況でした。

そんななかでも「自分が希望する仕事」という軸はブレることなく、サンエムパッケージ社への転職を決められました。

今回のインタビューにあたり、入社後の成果や企業からの高い評価を伺い、「やはり」と思うと同時に、大変嬉しく感じています。

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