お知らせ

2022.06.01

静岡県【最新の雇用情勢】有効求人倍率は1.27倍-2022年4月、4ヵ月連続上昇

静岡労働局から、4月の静岡県内の雇用情勢について発表がありましたので、詳しくお伝えします。

     

     

現在の静岡県内の雇用情勢概況

     

     

topics 求人倍率  ≫≫≫ 有効求人倍率: 1.27倍 (前月比   +0.03pt
求職の状況 ≫≫≫ 新規求職者数:13,351人(前年同月比 -8.8% 
求人の状況 ≫≫≫ 新規求人数 :23,342人(前年同月比 +15.3%

     

有効求人倍率は1.27倍(前月+0.03pt)で
4ヵ月連続で前月を上回り、2ヵ月連続全国値を上回りました。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き人の移動が増え、
宿泊業や飲食サービス業を中心に有効求人数が伸びました。
有効求職者数は4ヵ月連続で前月を下回りました。

  

新規求人倍率は2.27倍(前月比+0.03pt)
新規求人数は2万3342人(前年同月比+15%)
原材料価格の高騰や中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)の影響で
製造業の求人の伸び率が下がりましたが、運輸業や宿泊業を中心に伸びました。
静岡労働局は「円安や燃料価格が高騰し製造業の収益を圧迫しており、注視する」としています。

(参考:日本経済新聞 2022/06/01)※すべて季節調整値

     

     

<有効求人倍率とは>
 厚生労働省が発表する統計値の一つで「求職者1人に対して何件の求人があるか」を示します。

【算出方法】
 有効求人倍率 = 有効求人数 ÷ 有効求職者数(有効求職者数に対する有効求人数の割合)

【数字の見方】
 倍率「1」:求人数と求職者数が等しい(求職者1人に対して1件の求人がある)
 倍率「1」を上回っている:求職者よりも求人数が多い (転職しやすい状況)
 倍率「1」を下回っている:求職者よりも求人数が少ない(転職しにくい状況)

 

※景気動向指数としての側面
 労働市場の動きは景気とほぼ一致しているため、
 有効求人倍率は景気動向とほぼ一致して動く「一致指数」
 景気が良くなってくると企業が採用を増やすため、
 新規求人倍率は景気動向に先行して動く「先行指数」と呼ばれています。

  
  

   

    

求人倍率

     

     

有効求人倍率(季節調整値)は 1.27倍 /前月より 0.03pt 増加
新規求人倍率(季節調整値)は 2.27倍 /前月より 0.03pt 増加
正社員の有効求人倍率(原数値)は 1.04倍 /前年同月より 0.21pt 増加

      

有効求人倍率2204.jpg
出典:静岡労働局「職業安定業務統計資料」

  

  

  

地域別求人倍率2204.jpg
 
  

求職の状況

  

     

新規求職者数は 13,351人 / 対前年同月比 8.8% 減少
 (一般/対前年同月比 9.3% 減少、パート/対前年同月比 8.1% 減少。)
雇用保険業務統計の動きからみると資格喪失者数は 30,462人 / 対前年同月比 3.1% 増加
雇用保険受給者実人員 10,011人 / 対前年同月比 17.6% 減少

      

    

 

   

求人の状況

    

新規求人数は 23,342人 /対前年同月比 15.3% 増加
(一般/対前年同月比 15.7% 増加、パート/対前年同月比 14.6.% 増加。)

   

  

産業別2204.jpg
     

   

    

現在の日本国内の労働力調査

   

   

topics 就業者数、雇用者数:就業者数は 6727万人(前年同月比 +24万人)  7ヵ月ぶりの増加
 完全失業者数  :完全失業者数は 188万人(前年同月比 -23万人) 10ヵ月連続の減少
 完全失業率   : 完全失業率(季節調整値)は 2.5%(前月比 -0.1pt

 

 

完全失業率2204.jpg
出典:総務省統計局「労働力調査(基本集計)」

 

 

 

<完全失業率とは>
 総務省が発表する統計値の一つで
「労働力人口のうち働く意思はあるが、就業していない人がどの程度いるか」を示します。
 数値が高いほど、求職活動中の人が多いことを示します。
 
【算出方法】
  完全失業率= 完全失業者 ÷ 労働力人口(就業者+完全失業者)× 100
 
※景気動向指数としての側面
 実際の景気動向と比較して遅れて変動するため「遅行指数」と呼ばれています。

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